ASUS RT-AX3000買ってメッシュWi-Fiの入り口へ

定評のないASUSルータ、その原因はセキュリティアプリにありそうなのだが、というわけでAmazon専売らしいASUS RT-AX3000購入してみたので、いろいろお試し期間。

今回の組み合わせ (Wi-Fi 6 802.11ax)
  • Intel AX200NGW
  • ASUS RT-AX3000
他ルータ (Wi-Fi 5 802.11ac)
  • BUFFALO WSR-2533DHP2
  • IODATA WN-AC1600DGR2か3か
Wi-Fi 6は802.11ax の高速なWi-Fi規格。デスクトップPCにIntelの拡張カードAX200NGWを載せてみているので、ルータ側を変えるタイミングを窺っていたら1年ぐらい経過していた。ASUSからWi-Fi 6対応で安価なRT-AX92Uよりさらに安いRT-AX3000が出たので購入。5GHz帯が2ストリーム(4804+800)から1ストリーム(2402)に減っている、アンテナ2本なので2402Mbpsという差がある。有線LAN/WANも1Gpbsに落ちる。
CPUなどの性能は同じくらいのようだ。とりあえず1Gbps以上の性能はまだ必要ないと思うところなので、必要になればAiMeshのサブ機にするくらいの買いやすさで購入。
RT-AX92Uから強化されている点はWPA3対応か。AiMeshでは全ルータが対応しているっぽいWPA2しか使えないが。

メッシュWi-Fiとローミングの違い


Wi-Fi 6に加え、今流行りのメッシュWi-Fiに対応している、という点が今回の要点。今回安定していれば次は強めのルータを買って2台でメッシュ、というお試しができるかもしれないのがよさそうなところ。
用語
  • ルータ 外部とも有線と無線とも繋がる機器
  • AP (Wi-Fi AP) Wi-Fiと有線LANと繋ぐ機能だけ使っている状態
  • 中継器 Wi-FiをWi-Fiに繋ぐ中継をするもの 
どれもAPの機能は持っている感じの括り。
子機が途切れずAPをまたいで繋がるのがローミング、それに加えてルータ/AP/中継器間を自動で中継してくれるのがメッシュWi-Fi、 という違いがあるのでどちらを使いたいのか把握しよう。ローミングだけのはあんまりないけども。
ローミングにも対応していない場合は電波がぎりぎりまで切れないが、近くの同名APに切り替わるタイミングで一度TCPなどが切断されたり場合によってはIPアドレスも変わったりすることになる。
メッシュWi-Fi 802.11sとローミングの違いがわかったら、ローミングの802.11vだとか11k、11rとかいうところの規格が関係しているのでそういうところの対応機器に注意。
  • 802.11s メッシュWi-Fiの仕組み 企業や機器間で互換性がない
  • 802.11k ローミング対象の一覧を知ることができる規格
  • 802.11r ローミングで認証を短縮するような機能
  • 802.11v APがローミング先を指定できる機能
それぞれ対応機器があるので調べてみては。最近のスマホなどはローミングには対応しているが、メッシュ非対応のルータはローミングにも対応していないものが多い。

ASUSはAiMeshと呼んでいて、ルータのCPUなどが異なってもメッシュWi-Fiを構築できるのが強み。メッシュは企業間で互換性がないが、ローミングは企業が違っても何とかなることがあるので中継器などでは期待できるのかもしれない。メッシュでなくていいなら、手動で親機と中継器(AP)をWi-Fiや有線LANで繋ぐことはできるが、親機がローミングに対応していないので移動すると切れる、などがある。
BUFFALO,Googleなどもメッシュ対応ルータを出しているが、高価だったり機能が少なすぎたりメッシュを構築できる機種の組み合わせが少なそうだったりといろいろと不自由。

RT-AX3000 設定

ASUS RT-AX3000をBUFFALOのWSR-2533なんとかと交換、APとしてIODATAのルータが残る形で開始。
さくっと設定するのはスマホからでもPCのブラウザからでも可能。PCのWeb画面の方が機能は豊富かもしれない。
ログインID、パスワードともに設定が可能。adminではなくてもいいのよと。忘れてしまいそうだけども。
2.4GHz帯、5GHz帯を別々のSSIDで運用していたが、2.4GHz帯の方のSSIDにまとめて設定してローミング具合の様子を見ることにする。
 さくっと一晩寝かせてみたらスマホからいろいろ繋がらないのでセキュリティ、ファイアウォール的な機能を切る。ファームウェアアップデートを適用するのは楽。
IPv6はパススルーで接続可能。IPv4はPPPoEにて接続。5GHz帯で繋いでいたGoogle Homeなどの接続先を共通のSSIDに変えてみる。が2.4GHz側を拾ってしまう。
安定したかのようにも見えたが、電波は若干弱いようにも見えるのでアンテナ角度など時間をかけて調整してみたり。11ac 5GHz対応スマホでも2.4GHz側に繋がることが多い。手動で再接続などすると5GHz帯11acを掴むのだが。
設定画面はhttpsにもすることができ、DDNSとあわせてLet's encryptまで簡単に使える。
2~3日目、ONU? が何度が死ぬ。ルータが死んでいるわけではないようで、ONUを再起動するまで繋がらなかったり、それが何度か繰り返されたり。速すぎるのか何かが原因? 切断している間、ルータにも内側から繋がらないという恐怖。IPv6も死。
ONU、ルータの順で電源を入れてみて安定するのを待ち。
という感じで不安定な要素も多いがBUFFALOルータも切れるとなかなか繋がらないし、年に数回落ちる。AX3000も安定したらしいのであとは何日もつかなという耐久。SSIDは5GHz帯と2.4GHz帯を分けておくことにする。
スピードテストはGoogleは上下共に200Mbps以上出るのでまずまず高速な方か。テストサイトによっては上り300Mb/s以上、下り700Mb/s以上とか出ていたかも。

ローミングテスト

WSR-2533DHP2 は以前からローミングに対応しているような動きをしていたので、APとして使ってみたところ、RT-AX3000と相互に強い方の電波をいい感じに掴んでくれるようになった。ローミング未対応のWN-AC1600DGR2のAP側から対応AP側に行くと切り替わり、逆に行っても弱い電波を掴んでいる間は切り替わってくれないような感じ。DHCPでIPアドレスを配っている中で、切り替わるタイミングで通信が切れるか切れないかは端末次第かもしれないが、ローミングに対応と表記があれば違うメーカーのAPでも切れずに切り替わる気がする。そうでなければ切れる覚悟で。NECかBUFFALOの上位機はルータ内で2.4GHzと5GHzのローミングのみ対応しているというようなのもあるっぽい。

外と繋ぐ VPN,Alexa,IFTTT


いろいろと機能が豊富なのでAndroidからVPN接続できるようにしてみる。対応しているのはPPTP,OpenVPN,IPSec VPNの3種類。BUFFALOのWSR系はこのVPN非対応なので今まではIODATA側に中継して接続するという変技を使っていたが、これで直接繋がる。設定を確認してみたところ、IPアドレスは詳細設定で指定可能。別のサブネットになるっぽい? これはLAN内に混ぜられるのか、ネット同士の接続に使えるのか、あまり解説などもないのでそれぞれのプロトコルで不明。
IPSec VPNではパスワードらしきものを詳細設定でいくつか、と、ユーザの作成。
いろいろ謎だがとりあえず繋がりはする。
Alexa Amazonの声の人、IFTTT、Wi-Fiで繋がったタイミングでIFTTTの何かを実行できる、というような機能。
どちらも初日にはなぜか使えず。DDNSや設定画面を外部に公開したり、Let's encryptがもしかしたら必要だったりしたのかもしれない。2日目にはどちらも問題なく連携完了。
IFTTTでは部屋を移動するとスマホの接続先が変わって電気をつける、というような変なことができる。帰宅すれば電気がつくなど、手持ちスマホと連携してちょっとした機能で連携してみたりするのがおすすめ。
Alexaは、使い所がみつからないし普段から使っていないので略。Wi-Fi、ゲストWi-Fiのオン/オフなどができるが、細かく切り換える必要はないんじゃないかな。

使える?

設定中は不安定すぎることもあり、IFTTTなどを試していると不安定になったのが今日。というわけでいつ不安定になるのかは未知数。設定してしまえば安定すると思うのだけど。ONU側が止まっていたのは想定外だったり。
ローミングができているようなので2台目は買わないかもしれないが、全く使えないほど酷いのはセキュリティなど使っている時ぐらいか、という感触は得たのでまずまずか。

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