Windows11では音系が少し変わっているらしい
Windows 11のBluetoothまわりをつついていて、ヘッドホン/イヤホンの確認をしてみたところ、変更点が2つほどあった。 同時接続 Bluetoothオーディオが複数同時接続可能になっている。1つを接続したまま、別のBluetoothオーディオデバイスを接続することができる。Windows10では通話用、オーディオ用、それぞれで1つのデバイスを切断しないと別のオーディオデバイスは接続できなかった。 音質改善 出力周波数が48kHzになっていた。Windows10ではこれがCDでしか使われない44.1kHzだったのでひっそり変更された点で間違いなさそうだ。オーディオCODECはSBC、aptXに対応していたがWindows10でAAC対応予定もあるようなのでWindows11にもAACが既に入っているので間違いないかな。[設定][システム][サウンド]からデバイスを開くと出力の設定でステレオかモノラルも選択できるようだ。左右個別の音量調節も可能。接続方式は不明。LDACにも対応するようなら96kHzにも対応していたりするかもしれないが48kHz止まりなのでLDAC採用はないようだ。 音声の劣化 48kHzと44.1kHzの違いは何かというと、44.1kHzはCDやmp3などCD由来の音源。48kHzやその倍の96kHz、192kHzはCD以外の音源でよく使われる。CDも録音時には96kHzや192kHzで収録されてから44.1kHzに落とされる場合が多い。 Windowsはハードウェアのドライバで384kHzくらいまで対応していたが、ミックス過程でどの周波数をどのように変換しているのかわからないのでどのように劣化しているかはわかりにくい。標準ドライバのBluetoothは44.1kHz固定だったので、48kHzのものはオーバーサンプリングなどしていないと44.1kHzへのミックスに困る。 おまけ デジタル再生でも外部のノイズが入る要因はいろいろある 他アプリ/警告/通知/マイクなどの音が入る 不可逆圧縮/展開での劣化(データ化とBluetoothなど2度圧縮される場合もある) データ転送が遅延する、データ展開ループが壊れる ミックスでリミッターがかかる ミックス過程のデータの周波数変換 ケーブルのアナログ部分にデジタル回路/配線や電源からのノイズが乗る場合(