過剰反応
AIFFとWAVでは同じソースでも音が違う? (slashdot.jp) という記事が出ていますが、デジタルだから変わるわけがないという声がなぜか多くて技術劣国ぶりが発揮されているような。 いろいろな機器によって音が変わるとか変わらないとかいわれていますが、この場合には音というよりノイズの乗り方が変わります。必ず変わるわけではなく機材によって変わるものもあります。 デジタル部分で音が変わるわけではなく、デジタル回路が発するノイズが原因で、近いところにあるアナログ回路にノイズが乗ってきます。 確かめ方は、PCなどにヘッドフォン等をつなぎ、何も再生せずにボリュームを多少上げて何かソフトを起動したり使ったりしてみましょう。時間のかかる処理などではブーンだとかキーキキーだとか小さい音が乗ってきませんか? 原因のひとつはそれです。CPUだったりメモリだったりから発生しているノイズでソフトの動きで変わるものです。 アナログ回路がデジタル回路としっかり分離されていたりHDMIやS/PDIFでノイズ源と再生環境が隔離されていると聞こえなくなるかもしれません。アンプなどでも映像音声再生中の無音と信号なしの無音で音が違ってくるものもあります。これもデコード部分の回路が動いているのか止まっているのかの違いで変わってきたりするものです。電源を入れるとプツッという音が入ったりもします。デジタルだからといってアナログ的なところで全くノイズを拾っていないわけではないことがわかると思います。 ではWAVとAIFFで何が違うのかというと、ソフト的だったり回路的だったりの再生する(展開処理等をする部分)が変わります。再生方法が変わってくると再生する仕組みも違うので再生パターンが変わって発生するノイズ(デジタル的な回路で)も変わってくることもあり、それが回路的に近い位置にあるアナログ部分にノイズとして乗ってくることもあります。再生処理が共通化されていれば違いはないでしょう。 評論的な人たちが言っているのも音が変わる変わらないではなくどれだけ電気信号的なアナログノイズや騒音的なものが乗るか乗らないか、というところが大半のようで、そこがわかっていない人はいつまでも変わるわけがないの一点張りなように思います。 その他の場合だと、CD再生の場合はディスク回転の振動のことを言ってみたりしてい