Ryzen 7 5800X CPU変えたら爆速か?
次世代のZen 4が迫ってきてZen 3のRyzen 5000系が値下がってきたので現状のシステム構成のままでゲームに最適らしいシングルダイのRyzen 7 5800X を購入してCPU(とクーラー)だけ差し替えてみることにした。
現状の基本構成
- AMD Ryzen 5 2600X (付属クーラー) → Ryzen 7 5800X + DEEPCOOL ASSASSIN Ⅲ
- ASUS TUF X470 PLUS-GAMING
- DDR4 3200? 8GBx6枚くらい所有(混合)
- Palit GeForce RTX 2070 ?
- Storage Transcend NVME 1TB?
- Intel AX200 (Wi-Fi 6 + Bluetooth 5)
Zen 2直前くらいのマザーボードだがZen 3も問題なし。 PCI-Expressが3.0なのでNVME なところに影響あるかもくらい。UEFIもX5800X3D対応版が出ていたので必要ないが更新しておいたり。
Zen 2ですらないかもしれないが、メモリは高クロックまでオーバークロック対応するものを持っていたりする。CPUの影響であまり上げられなかったが。
Ryzen 7 5800X以上になると暴れもののようで発熱が多いらしく(簡易)水冷推奨でCPUクーラーがついてこない。最適なのはどのあたりかなと見てみたところ、空冷ではほぼ壊滅状態のようなので、空冷最上級らしいDEEPCOOL ASSASSIN Ⅲとやらを購入してみることにした。横から風を当てて冷やすタイプでファンも2個ついている。交換用のドライバ(物理)もついているのでお得。
水冷よりは安い、が体積がお化けでケースに収まるのかどうかわからない。メモリーと干渉するとファンがはみ出てアウト、という前提で購入。サイズはそれなりに大きい。
アップデート
もともと対応バージョンにはなっているが、事前にBIOS/UEFIをアップデートしておく。 UEFI更新だけでCPU変えてさくっと動くのはすごいところか。チップセットドライバなどは交換前でも後でも最新版にしておくのがいいかもしれない。
- ASUS BIOS Update
- AMD チップセットドライバ
- Windows Update
交換
Ryzen 5 2600X を取り外す。CPUグリスが乾いていてクーラーに張りついてすっぽ抜けてしまったがピン折れなどはなく成功?
CPUファンを外す(CPUも抜ける)、CPUファン台を外す。
CPUファン台を交換、CPUをつける、(メモリーも交換?)、CPUクーラーの配線(マザーボード)、CPUクーラーを設置、CPUクーラーにファンを2個繋げる。の順番にしないとCPUファンの電源が繋げない罠。
ASSASSINⅢはGPUを外さないとファンの取り付けが難しいが、外さないで強行。
適度に交換するものの、メモリーとASSASSINⅢのファンの位置がいろいろあったりでやはりケース蓋は閉まらず。
起動。BIOS初期設定を確認後、何の問題もなく全コア使えているようなのでOK。
メモリークロックも少し上げてみたところ、しばらくして見事に死。ディスプレイにBIOSも表示されず。マルチディスプレイだとどこにBIOSがでてくるかわからないのが難関。
1カ月ほど面倒なので放置…。復旧
Ryzen 5 2600Xとメモリーは相性がある印象だったがRyzen 7 5800Xでも同じなのか、メモリーが悪いのか謎。
CPUをRyzen 5 2600Xに戻したりマザーボードリセット(CMOSクリア)してみるも復帰せず。外したときにCPUグリスがピンの間に…。
メモリーを引っこ抜いて安定している方のメモリ2枚差しにしてみたところ動いた。違う種類を混ぜたからか、メモリーの相性はとても大事。
Ryzen 7 5800Xに戻してクロックアップなしでしばらく安定しているのでコケたであろうメモリを別のものにして4枚差し、ASASSIN Ⅲ のCPUファンがケースファンと同じくらい巨大なので外さないとメモリが交換できない。ファンの電源を繋ぎ忘れて何度かつけたり外したり。
ベンチ
ベンチマークは3Dmark やCinebench あたりでそれっぽくなっていることを確認したが、操作自体の体感は普通。自作Java AESでの暗号の計算速度も上がっている。
Minecraft などの処理は軽くなっているので交換した意味はあるらしい。
仮想環境と Android Studio
エミュレータが動くかどうかテスト。しばらく動かしていなかったが何故か動かないので見直してみる。
- BIOS/UEFIのアップデートでSVMが無効になっているので有効にする。
- Windowsの[設定] [アプリ] [オプション機能][Windowsのその他の機能]で[Hyper-V]を無効にして[Windowsハイパーバイザープラットフォーム]を有効にする
- Android StudioまたはGitHubのツールでエミュレータドライバを更新
だいたいこんな感じでエミュレータが使えるようになった
確認はコマンドプロンプトでsysteminfo を実行、
Hyper-V の要件: ハイパーバイザーが検出されました。Hyper-V に必要な機能は表示されません。
と表示されていれば準備完了。
過去BLOGに何か書いているはず
AMD Ryzen Master
Windows 11、仮想化が有効だとAMD Ryzen Masterが動かないことがあるらしい。Android Studioでエミュレータが動く設定にしてみたところ、いつのまにかAMD Ryzen Masterも動作した。パフォーマンスがそれほど必要なければECOな設定で使うと5700Xの動作と同じくらいになっていいのかもしれない。
CCD 0の中にCCX 0がひとつしかないのでCCXまたぎの処理落ちはなくなっているはず。いろいろとパフォーマンスアップに期待。
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