Androidに対応したモバイルSuicaを追う

モバイルSuicaが7月23日、Androidに対応した。
キャリア別に時間帯をずらして開始される予定で、4時からはdocomo機種向け、12時前からau機種向けにダウンロードが可能になっている。
注意点としては、docomoはSuica他おサイフケータイの利用にはSIMが必要という点。auの場合はタッチはできるがアプリが起動できないものがあるのでSuicaも注意? どちらもケータイでの利用とだいたい同じだ。動作は最後の方で試してみる。

auのIS03利用なので12時開始を待つ間、機種変手続きをしてみた。
手続きは簡単で、旧携帯にSIMを刺し直しモバイルSuicaを起動、会員手続きから機種変更を進めただけだ。
これで旧機種のSuica情報がセンターに預けられ、利用できなくなった。
バス定期、EX-ICなどは別途手順があるかもしれないので確認してもらいたい。
利用を再開するためにはSuicaの登録情報(メールアドレスとパスワードか、My JR-EAST IDのアカウントとパスワード)が必要になるので預ける前に確認しておきたい。

AndroidでモバイルSuicaを利用するためにはおサイフケータイ対応であることがまず必須。
プリインストールされているはずのおサイフケータイアプリおサイフケータイWebプラグインが最新になっているか確認しておいた方がいいかもしれない。

次に、Android用モバイルSuicaアプリをインストールする。おサイフケータイアプリを開くとサービス紹介サイトからスマートフォン用Suicaサイトが案内されているのですぐに見つけられるはずだ。

11:50頃試してみたところ、au予定の10分程前ではあったがモバイルSuicaダウンロードが可能になっていた。
初期化して、移行用のメニューをたどっていって、My JR-EAST IDでログイン、移行の確認をすれば何事もなかったかのようにセンターに預けたものを引き継いでくれた。定期、オートチャージの設定もそのまま引き継がれる。バス定期などは引き継がないのかもしれない。
モバイルSuicaのバージョンはver.4aと表示されていて、新しいクイックチャージなどのメニューが隠れている。
SuicaID番号は旧機種とは違う番号が降られている。ポイントなど登録している場合は変更が必要かもしれないので注意したい。Suicaポイントクラブは更新ボタンを1つクリックする必要があったがSuicaIDの入力は必要なかった。
ウィジェットもあり、ペンギンとスイカがならんでいる。クリックするとバイブレーションと共にスイカが割れて残高が表示されるが、ペンギンをクリックしてしまうとアプリが起動する。Edyのようにアイコン側が小さくはないので残高確認にはもう少し差がほしかったかも。
メニューに戻ってみると、ボタンは左に▼がついているもの、右に>がついているもの、それぞれ別の機能が割り振られている。左の▼はツリー表示のようにサブメニューや定期の表示などが隠されている。
右の>には残高の詳細表示などが簡単に表示できるようになっている。
ひとつ気になったのはハードキーの戻るボタンがそれぞれから戻る用途に対応していないこと。画面を下までスクロールさせてメニューというリンクをクリックして戻る必要があるので、もう少し工夫してほしいところ。ハードキーの9を押せといってもAndroidにテンキーが付いている物は少ないだろう。
最後にSIMなしで試してみたい。
au版にて試してみたがdocomoでもほぼ同じようだ。
SIMを抜いてPaSoRiに乗せてみる。残高表示がされるので利用できる状態だ。電源を入れても特に変わりない。起動したところでウィジェットでの残高表示も可能。ここまではEdyと同じ。
アプリを起動したところでSIMカード云々がないと警告が表示される。残高は確認できるのでオートチャージを有効にしていれば特に問題無いかもしれない。

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